デリバリーと出前の違いは?

デリバリーと出前の違いは?

「デリバリー」と「出前」の違いについては、それぞれの業界内においても明確に区別されているとは言えません。しかし一般的には、次の2通りの説明が行われることが多いようです。

 

1つは、「出前」のことを英語で表現すれば「デリバリー」であり、寿司・蕎麦・丼物などの日本食の場合には出前と言いピザ・イタリアン・フレンチ・パーティーオードブルなどの場合には「デリバリー」が使われることが多いとするものです。

 

他の1つは、出前とは飲食するスペースがありそこでも料理を食べることができる店が希望する顧客宅へ料理を配送することで、デリバリーとは店内に飲食するスペースを設けていない店や無店舗営業の業者が希望する顧客宅へ料理を配達することとするものです。

 

インターネット上でデリバリーや出前のサイトをみると「デリバリーや出前」「デリバリー(出前)」といったように使用されているケースが多く、2つを意識的に区別して使い分けしているケースはほとんど目にすることはありません。

 

江戸時代から行われてきた出前の日本食に代わり、近年になってイタリアンやフレンチなどの料理を届ける際、出前という日本語よりも英語のデリバリーの方ふさわしいとして使われはじめ、それが社会に受け入れられたということなのでしょう。

 

なお、言葉には「言葉の経済性」と呼ばれる法則があり、全く同じ意味で使用される言葉は時間の経過とともにいずれか一方が必ず廃れていくといわれます。何年か後には、いずれか一方だけが使われるようになっているかもしれません。